不動産コラム

2023/01/29不動産コラム
宅建登録実務講習の講師

今年も昨年に続き、宅建登録実務講習の講師を担当しました(弊社代表)。

宅地建物取引士の資格試験に合格した人が、宅建士として正式に資格登録をするためには、2年以上の宅建業務の実務経験が必要です。宅建登録実務講習とは、2年間の実務経験に代わるものとして、宅地建物取引士の資格登録のために受講が義務付けられている講習です。この登録実務講習の、実施機関はこちらに掲載されています。
 宅建登録実務講習実施機関

講師として宅建試験に合格された方々にお話しをしていますと、こちらも勉強させられることが多くあります。何より、宅建業にこれから係ろうとされている方が、どのような疑問を持たれているのかを知る良い機会となります。

国道の土地の登記名義人に「建設省」と書かれているときがある、という話をしても、若い方は「建設省」という省庁そのものを知らないことがあるようですし、「登記事項証明書」しか見たことがない方に対しては、登記簿謄本と登記事項証明書の違い(業界では俗称「登記簿」としてほぼ同義)も説明しなければならないですね。

受講者の多くが平成生まれの人ですから、昭和の時代の制度変更(不動産登記の電子化、新旧耐震基準、マンションの敷地権制度)などは、『歴史物語』として話す必要があるようです。まあ、私もその頃に不動産業務に携わっていたわけではないので、あくまで業界の先輩方から教わったことではあるのですが。

以上、単なるよしなしごとでした。

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