不動産コラム

2014/01/31不動産コラム
不動産鑑定士の実務修習について

こんにちは
久しぶりのブログ更新となりました。
よろしくお願いします。

さて、僕は去年の12月から不動産鑑定士の実務修習が始まりました。
実務修習というのは、不動産鑑定士試験の合格後に合格者が受けるもので、
これを修了すると不動産鑑定士として登録できるようになります。

実務修習では、主に以下の3つを行います。

①講義
②物件調査実地演習
③一般実地演習

①講義

年に2回、各3日間あります。12月に第1回目の講義があり、僕も参加してきました。
実務修習を受ける方が全国から東京の霞ヶ関に集まり、一斉に講義を受けることになります。
内容は職業倫理や関連法規、鑑定評価手法についての解説です。

出席者はだいたい120名くらいでした。
基本的には不動産会社や鑑定会社・事務所に勤めている方が多いのですが、他の職業の方も意外と多かったです。
年齢層は幅広く、20代前半~60、70代くらいの方まで。
男性が8~9割程度
女性は20~30代くらいの方が多かったです。

②物件調査実地演習

物件調査実地演習では、不動産鑑定士が鑑定評価の際に必ず行う実地調査の練習をします。
実務修習では土地・建物を1件ずつの調査。
実際に自分で物件を見に行き、役所などで必要な調査や資料を取得し、
その成果を物件調査報告シートに記載していきます。
対象は自分で指定できるので、例えば自分が働いているビルを調べる方もいるそうです。

③一般実地演習

一般実地演習では、実際の鑑定評価に即して内訳書または鑑定評価報告書を作成(条件により一部免除あり)します。
扱う不動産は土地や土地建物一体の不動産です。
土地の場合は、住宅用や商業用、借地権や底地など。
複合不動産は、賃貸マンションや事務所ビルなどです。
このほか賃料の評価もします。

これを1年~3年で修習し、
最後に小論文や口頭試問をクリアすると、
晴れて不動産鑑定士として登録できるようになります。

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